お子様ランチ。

用事があって日本橋に。



気持ちのいい秋空なので、少しぶらぶらといたしました。

日本橋と言えばこれ。



高島屋です。


話ちがいますが、私は幼き頃の数年間を千葉県で過ごしました。


千葉と言えば「千葉そごう」であります。
千葉そごうと言えば大食堂。大食堂と言えばお子様ランチ。

幸せな想い出のひとつ。

高島屋を見てその記憶が呼び起こされました。

「そごう」と「高島屋」って、私のなかでは同じグループに属するデパートなのであります。

なんかこう、中流家庭、社宅、トヨタカローラ、子供はそろばん塾、といったような。

伊勢丹のように洗練されてなく、京王百貨店のように年輩ではなく、しかし
ダイエーよりはおしゃれして出かけないといけない、というような。

あくまでも私個人の偏った印象ではありますが。


ここ、大食堂ってあるのかな。

今のデパートの飲食店って、ほとんど専門店がテナントとして入ってますものね。

メニューの中に和食も洋食も中華もあり、そしてお子様ランチがある大食堂。

そこに行けば、お父さんもお母さんも息子も娘もお婆ちゃんも喧嘩することなく
好きなものが注文出来た夢の大食堂。（お爺ちゃんはそんなハイカラなところ
しゃらくせえ、ということで印旛沼にフナを釣りに行きました。たぶん）


ありました。

最上階にあって欲しかったのですが、地下２階にありました。おまけにちょっと狭い。

バラの包みの高島屋。
大食堂、その名も「レストランローズ」



で、あれはあるのか・・・。

あった！ありましたっ！



さてどうする。
食べたい。お子様ランチが食べたい。

しかし・・・さすがに・・・
いや、旅の恥はかきすてと言うではないか。
いやいやいや旅じゃないし。

近くの会社のお客さんに見つかったらなんと言えばいいのか。
それ以前に、ウエイトレスさんがどんな顔をするか・・・。

と店内を覗いてみましたら、

「この歳になりゃぁ男湯も女湯もかんけーにゃーでのう」

といったおばあ、いや、御婦人がお盆を持って歩いていたので少し安心しました。

でもなぁ・・・。
まだ恥じらいを捨てられない歳であることだしなぁ・・・。
おまけに旗がグレートブリテンなところが気に入らねえしなぁ・・・。

と他の食品サンプルに目を移しましたところ、

ありました。これだ、これなら恥ずかしくないっ！（ような気がする）。


きました。



ワンプレートランチ。


このメニューを開発した人ありがとう。
きっと、私のような中年男性であろう。

お子様ランチを食べたくて食べたくて仕方ないのにそれが出来ず、悔しい思いをした
中年男がこれをメニューに加えたに違いない。


ナポリタン、美味しかったです。