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おおお〜きなお世話。 [雑]

ある日、、、
駅の階段を下りましたら、改札の前に、杖をついた男性が立っていました。
男性は、もう一方の手に紙片を握ってきょろきょろと辺りを見回していました。

歳は20代の後半くらいか。
何か探しているのかと思って見ていたのですが、どうやら目が
不自由のご様子で、見回しているというよりも、困惑なさって
いるようでした。

声をかけようか、と考えていたら、
男性は、女子高校生(中学生かもしれませんけど)3人組に向かって
手を伸ばし、場所を訊ねはじめました。
女子高校生は、男性の手に握られている地図であるらしいものを
見ようともせず、避けるように行ってしまいました。

私は通勤途中でしたが、急いではいませんでしたし、なにしろ
目の前の出来事だったのでほっとけず、
「どうなさったのですか?」と声をかけました。
すると男性は、あきらかに一瞬とまどった様子を見せ、それから
私に地図を見せて、ここに行きたい、と言いました。

うむむむむ、この反応はなんであろうか、、、と、わたくし訝しく
思いながらも、歩いて5分程度の場所だったので、
「近いのでご一緒させていただきます」と。

すると男性。仕方ないか、、、というふうな態度で(^^;

男性とともに歩いていて「はっ」と気がついたのです。
この人、女子高校生に案内して欲しかったのではないだろうか。
わたしのような、中年のおっさんじゃなくて、女性に。。。

わたくし、親切などとは遠いところに生きております。
ボランティアなどに関わった事はありませんし、困っている人を
助けたいと思って生活してはおりませんし、身体の不自由なかたの
いる施設で働いた事もございません。

なので、いまだによくわかっていないのですが、、、、

このかたが、どの程度見えないのか解りませんが、まったく光を
失っていらっしゃるのではないようでした。
そして、若い、肉体的には元気な男性。
であれば、女性に案内して欲しい、会話したいと思うのは当然です。

(しまった、、、、)

余計な事をしてしまったという思いで、申し訳なく。。。
と同時に、ちょっと頭にきました。
でも、よくよく考えれば考えるほどに、悪い事をしたなぁと。
今思いだしても、すまんかった、と思います。

しかしこれらは、全て私の妄想で、本当は、前日餃子を食べた私が
ニンニク臭く、

(このおっさん、くせえなぁ)

と彼も我慢していただけかもしれません。。。うーむ。
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